パッションフルーツの育て方

パッションフルーツの育て方

きびしい日差しを和らげる緑のカーテン。目隠しだけでなく暑い夏を過ごしやすく乗り切るための、自然の日よけとして注目される人気のつる植物です。

強い日差しの下でもぐんぐん生長して勢いよくツルを伸ばします。株張りが良くなると個性的な花を咲かせ、甘酸っぱい果実を収穫することもできます。

ここではパッションフルーツの特徴を紹介するとともに、この植物に合った適切な管理について解説していきます。きっと健やかに育てらるでしょう。

原産地

パッションフルーツは南米亜熱帯、ブラジル周辺地域が原産地です。温かい地域を故郷とする植物のため、寒さには強くありません。20℃を超えるころから生育旺盛となります。アマゾン川流域の亜熱帯といえば”ジャングル”。雨も多く水が豊かな地域のため、生育期間中は水を切らさないように気を付けます。

肥沃な土地で根を良く張り育つ植物です。遅霜の心配がなくなったころ、植木鉢なら1株で直径24~30cmくらい、長方形のプランターなら2株を目安に植え付けます。

越冬させる場合には屋内に取り込む必要があります。そのため夏場も地植えをせず、プランターや植木鉢で栽培します。

日当たり

パッションフルーツは日当たりのよい環境を好みます。長くつるを伸ばすため、屋外でネットや支柱を伝わせるように風通し良く育てます。

つるの先端を剪定することで(摘心)その手前から新しい脇芽が伸びることを促します。数節生長したところで摘心を行い、適宜、枝の数を増やして幅広い姿で日当たり良く生育させます。

緑のカーテンとする場合には、まず目標とする面積の横方向につるを誘引し、到達したところで生長点をカットします。次に伸びた脇芽を上方向へ育てることで、効率よく窓を覆うように育てることができます。

水やり

年間を通してしっかり水やりが必要です。表面の土が乾いているのを確認し、底から溢れ出るまでたっぷり与えます。特に株が旺盛に生育する頃や果実がなっている期間は十分な水分を保つことが望ましいです。1日に2回は水やりを行うようにします。

真夏の頃は朝や夕方などの気温が落ち着く時間帯に水やりを行い、熱水が篭ってしまわないように気を付けます。

生育には十分な水やりが必要ですが、過湿は根腐れや病気の発生につながります。プランターの底は軽石などで水はけを良くし、表面が乾いたら水やりを行うことで常に湿った状態になる事を避けます。

温度

亜熱帯地域原産ということで日本では初夏から秋までが生育期間になります。若い苗は霜の心配がなくなったころに植え付け可能です。20℃を超えるころから生長のスピードも速くなります。

真夏、35℃を超えると植物にも苦しい状態となり、一時的に生育が弱まります。湿気で蒸さると弱ってしまうため、風通しの良い環境となるよう心掛け、真夏の日中は水やりを控えます。

肥料

真夏を除く生長期には、月に1,2回肥料を与えることで旺盛な生育を促します。つるや葉を増やしたいときには窒素、リン酸、カリがバランス良く配合されたものを使います。

十分に生長させたあと、花や実の付きを良くしたいときにはリン酸の割合が多いものを選びます。

観葉植物とは異なり、肥沃な土を好む植物です。適温で日当たりの良い場所でも生育が良くない場合は肥料分が不足していることが考えられます。市販の肥料を適宜与えてください。

植え替え・剪定

つるの先端を剪定することで(摘心)その手前から新しい芽が伸びることを促します。数節生長したところで摘心を行い、適宜、枝の数を増やして幅広い姿で日当たり良く生育させます。一般に、剪定後に伸びた枝に花芽がつきやすくなります。また開花後は受粉作業をすることで結実を促します。

秋の後半以降、肌寒くなる頃に株元からつるを刈り取ります。本州では屋外での越冬は難しいため、翌年以降も栽培する場合にはプランター、鉢の状態で屋内に取り込みます。パッションフルーツは2年目、3年目の方が生育、花付きが良くなる傾向があります。

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